かずゲーム どんなカードが出るといいの?

めざしたいコミュニケーションの姿

数の大小の比べ方について、相手の話を受けて話す姿

数カードを使い、数をつくるゲームで友達と勝負をします。勝負に勝つためには、どんな数が出ると良いのかを考え、学習を進めていきます。数ゲームを行うことで、楽しんで学習に取り組み、数の大小の比べ方を考えることができます。また、カードを使うことで、具体物を操作して説明することができます。

本時のねらいと展開

ねらい

十進位取り記数法をもとにして、100までの大小の比べ方を考え、説明することができる

展開
1. 数ゲームの仕方を知り、課題をつかむ

2. どのようなカードが出たらよいか自分の考えをもち、共有する

3. 数ゲームのルールを変え、比べ方を考え、説明する。

4.本時のまとめとふりかえりをする。

 

実践例(意図・取組)

たし算やひき算の学習でも行った数ゲームをすることを伝え、「大きさを比べるには、どんなかずが出るといいかな」と児童と本時の課題を設定し、学習を進めました。1から9までの数カードを裏返しに置き、1枚ずつ2枚とります。その後、1枚目は一の位に、2枚目は十の位に置き、大きい数のできた方が勝ちという数ゲームをします。数ゲームをもとに、一の位も十の位も9や8のような大きい数が出るとよいと考え、話すことができました。
 その後、最初に2枚ずつとるルールに変えて、再度ゲームを行いました。とったカードを、大きい数になるように、自分で考えてそれぞれの位に置くことができるようにしました。すると、2枚カードを引いたうちの、大きい数のカードを十の位に置くという選択をしていました。全体で考えを交流する場面では、児童に2枚カードを引いてもらい、そのカードをもとにどうして十の位に大きい数を置くのかを説明する姿が見られました。そして、一の位よりも十の位に大きい数が出るとよいことにも目を向けることができました。

成果と課題

成果
・数ゲームを意欲的に行い、数の大小を比べることができるようになりました。

・カード操作を交えながら自分で判断して数をつくり、話すことができました。

課題
・数の大小の比べ方を言葉で説明することには、個人差が見られました。

・どの児童も説明ができるように、説明の仕方を指導していく必要があります。