ワールドカフェで全員参加型の交流

米コメプランを考えよう

交流場面ではワールドカフェの方法を用います。「お店役」となった児童は自分たちのグループの考えを説明し,「お客役」となった児童は自由に他のグループを回って質問をしたり,メモを取ったりします。ワールドカフェはコミュニケーションを促進する有効な手立てになっています。

めざしたいコミュニケーションの姿

多数のメンバー間との交流を通して,自己の最適解を見出す姿

本時のねらいと展開

ねらい

米づくり農家の課題に対しての解決法について,交流を通して自分の考えを根拠をもって表現し,まとめる。(思考力,判断力,表現力等)

展開

①課題の確認

②グループでの話合い

③ワールドカフェ

④グループでの話合い

⑤まとめ,ふりかえり

実践例(意図・取組)

 単元を通して,米作りにおいて農家はどのような工夫や努力をしているのかやどのような課題を抱えているのかについて学習します。そして,単元のゴールでは「米コメプラン」として米作り農家の課題を解決するための方法を自分なりに考えることとしました。
 まずは,個々で資料(グラフ,写真,文章など)をもとにして「米コメプラン」を考えます。その後,同じ課題を選んだグループや全体との交流を通して,最適解を追求します。グループは「米離れ」「農家の減少」「大変な作業」「農薬・化学肥料」の4つの課題ごとに分けました。全体の交流場面では,ワールドカフェ方式を取り入れました。ワールドカフェ方式では,グループの考えを説明する「お店役」と,各グループを自由に回り,お店役に質問をする「お客役」をつくります。このように役割を与えることや自由に各グループの友達と交流できる和やかな雰囲気によって,児童はより安心をして友達とコミュニケーションを図ることができます。
 コミュニケーションに関するふりかえりでは,「多数のメンバー間で最適解を見出す姿」を中心に4段階のルーブリック評価を行いました。この具体的な評価規準を教師と児童が共有し,目指す姿を明確化することでより効果的なふりかえりができるものと考えました。

成果と課題

成果

・全員参加型の交流ができた。

・教師の出場を徹底的に減らし,その分を児童のコミュニケーションの活動に充てることができた。

・グループで自分たちの考えを練り上げながら最適解を求める場面をつくることができた。

課題

・グループで最適解を追求する際,安易に多数決を用いないようにし,一人一人の考えを比較したりまとめたりするなどの「練り上げの過程」を大切にする(思考ツールの活用)。

・個やグループの考えを選択したり,加除修正したりするための基準を明確にする。