整理・整とんのコツを3カ条で

レベルアップ!整理・整とん

衣や食に比べて,住の内容は児童にとって実践の意欲がもちにくい内容です。そのため,実際の身のまわりの様子を見聞きしたり,実際に整理・整頓の体験をしたりしながらそのよさに気付かせていくことが大切であると考えました。「校内での工夫見つけ」と「インタビュー」の二つの調査活動を行い、その結果から,よりよい整理・整頓の方法をグループごとに考え、「〇班 整理整頓3カ条」にまとめました。

めざしたいコミュニケーションの姿

(Phase2)共感したり理解したりして聞く姿(共感・理解して聞く)
(Phase3)多数のメンバー間で最適解を見出す姿(最適解を見出す(集団))

本時のねらいと展開

ねらい

身の回りを整理整頓し,快適に整えるための工夫についてこれまでの調査活動を生かして考えることができる。

展開

①前時を振り返る
②グループで交流(〇班整理・整とん3カ条)
③全体交流
④ふりかえり

実践例(意図・取組)

前時までにおいて、学校内の特別教室の整理整頓の工夫を探る活動(リサーチ1)と整理・整頓が得意な家族や友達にそのコツをインタビューする活動(リサーチ2)を行いました。本時では、自分たちが本当にきれいにしたい引き出しやロッカーに目を向け直し,よりよい整理・整頓の方法をグループごとに考えました。「〇班 整理整頓3カ条」というまとめ方をさせることで、自分たちが見つけ出したたくさんの情報の中から,自分たちによりふさわしいものを絞り,考えを明確にしてほしいと考えました。話し合いの進め方を具体的に示すことで、同じ方向性でより活発な意見交流となるようにしました。また、まなボードを用いて各グループの考えをまとめて提示することで、他のグループの考えが明確に分かるようにしました。
実際の班での話し合い場面では、前時までの学びを想起したり、互いの調査結果を比較したりしながら話し合う姿が見られました。自分の考えを話すことが苦手な児童も、実際の調査活動の結果を根拠として意見を言うことができました。話し合いの進め方を具体的に示したことで、全てのグループが自分たちなりの考え(3カ条)をまとめあげることができました。それぞれのグループの考えを全体の場で伝え合うことによって、共通した考えに自然と目が行き、整理・整とんのコツがより焦点化されました。

成果と課題

成果

・グループで3カ条にまとめるという活動は、話し合いへの目的意識をもたせる点では有効でした。
・話し合いの進め方を提示したことで、スムーズな話し合いにつながり、全グループが課題に対する答えを導き出すことができました。

課題

・話し合いの進め方そのものへの経験値が必要。多い意見=良い意見ではないので、目的に合っている考えかどうかの指標を示すことが必要でした。
・まなボードの活用場面では、答えのみを書くより、その過程(各個人の考え)を俯瞰するような使い方をした方が、コミュニケーションの活性につながると考えられました。