わたしのすむ町で,見つけたよ!!

 道徳・わたしのすむ町(C伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する心情)

自分と友達の住む町の様子を比べることで,自分の町のよさを多面的・多角的に考えることができると考えました。本授業では,事前に撮影した自分や友達の町の写真を提示し,何の写真か,どうしてその物(場所,人)を選んだのかを伝え合いました。交流を通して,自分の町のよさに気付いたり,自分の町についてもっと知りたくなったりしたようです。ただ聞き合うだけでなく,自分の町と似ているか似ていないか考えさせることで,自分の住む町と比べながら友達の話を聞くことができました。

めざしたいコミュニケーションの姿

(phase1)町の写真をもとに,自分の好きな町の様子や選んだ理由を友達に伝える姿(思いを伝える)
(phase2)友達の思いを共感的に受け止め,自分の町の様子との共通点や相違点を理解して聞く姿(共通点・相違点を理解して聞く)

本時のねらいと展開

ねらい

自分の体験とかかわらせて,町のよさに気付くことができる。また,自分と友達の住む

町の様子を比べることで,自分の住む町のよさを多面的・多角的に考えることができる。

展開

①課題をつかむ  ②教材文を読んで,考える

③自分の住む町について考える

④友達と伝え合う ⑤ふり返る

実践例(意図・取組)

本校児童は,それぞれの居住地は様々であり,大半の児童の居住地は学校と離れています。自分の住む地域に目を向かせ,親しみをもって生活しようとする心情を育てたいと考えました。
事前の準備として,児童は休日を利用して家の近くの好きな物や場所,人などの写真を撮り,ロイロノートを使って教師に送信します。本時では,教材文を使って道徳的な価値を高めた上で、全員の写真を大型テレビに写し出すと,友達の住む未知の町に興味津々な様子でした。それと同時に,自分の住む町のことを早く話したくてうずうずしていました。お隣の席同士で練習した後,いよいよ自由交流です。コミュニケーション力育成のために,話す人はiPadの写真を見せながら,「写真の物(場所,人)は何か」,「どうしてそれを選んだのか」の二つを伝えました。聞く人は,「似ているな(同じようなものがある)」,「似てないな(同じようなものはない)」,「分からないな(あるかどうかもっと調べてみたい)」の視点で、自分の住む町と比べながら聞くことができました。
ふり返りでは,二つの似た公園,近代的な建物,神社の写真を提示し,似ていても全く同じ町はないことと,古くても新しくてもそれぞれによさがあることを確認することができました。事後のアンケートでは,「自分の住む町が好きになった」「もっと知りたくなった」と回答する児童が多くいました。

成果と課題

成果

・「どの町も違いがあって,どの町もよさがある」ということに気付き,自分の住む町のよさを児童に感じさせることができました。

・iPadで撮影した写真を持ちながら交流することで,「話したい」「聞きたい」という思いをもって児童は交流することができました。

課題

・事前に準備させる写真を何枚か撮った中から「選ぶ」という作業を経た方が,選ぶ理由がはっきりするし,町同士の比較にも有効になると感じました。

・コミュニケーション力として,「思いを伝えたい」ということはできたが,「比べたい」という目的意識をもたせるためには,何か手立てが必要でした。