あさがおさん げんきだいさくせん!

きれいに さいてね

幼児期や日常での経験に思いを巡らせて,あさがおの種まきや水やり,追肥,支柱立て等の活動に主体的に取り組むことのできる単元です。実際にあさがおに触れることで,自分の様々な感覚を働かせてかかわったり,聞いたり比較したりしすることで友達とかかわったりすることもできます。本時では,これまでは生長を喜んでいたけれど,「このままだと大変だ。なんとかしないと!」という思いをもとに,どんな世話が必要なのか考えました。これまでの栽培経験や様々な気付きを生かし,楽しみながら学習をすすめていました。

めざしたいコミュニケーションの姿

 (Phase1)あさがおの生長を予想し,どんな世話が必要か思いをもつ姿(自分の考えを相手に話す姿)

本時のねらいと展開

ねらい

これまで継続的にあさがおの世話をしたり観察したりしたことを通して,変化や生長の様子に気付くとともに,必要な世話について考えることができる。【思考力,判断力,表現力等】

展開
  1. あさがおの変化や様子を話し合う。
  2. これからの生長を予想し,必要な世話の仕方を考える。

実践例(意図・取組)

 これまで,あさがおの世話をしたりじっくりと観察したりする時間を設け,生長の変化に児童が気付くことができるようにしてきました。しかし,これまではぐんぐん育つことを喜んでいた児童も,6月になってつるが伸びすぎたり,葉の数が減り元気がなくなってきたりしたことに気付き,「このままだと,あさがおさんが大変!」と本時の課題が生まれました。

 幼児期や日常の生活での栽培経験から,「支柱を立てる」「肥料をあげる」等の世話を知る児童はいましたが,「なぜ必要なのか」「その世話をするとあさがおはどうなるのか」,生長と関係づけて考える児童は少なかったです。そこで,これからのつるの巻き方や伸びる方向,葉の大きさや向きの違い等に目が向くように,言葉だけでなく体を動かして表現しました。言葉で表現することが難しい場合は,体の動きに合わせて「上に伸びる」や「巻き付く」,「上向きの手の形(葉)」等,言葉を補いながら,みんなで確認しました。

 児童は,あさがおがもっと元気に育ってほしいという願いをもって身体表現をしていたので,自分が体を自由に動かしたのと同じように,あさがおものびのびと育ってほしいと,必要な世話を考えていました。さらに,自分のあさがおに必要な世話を選んだり追加したりする様子も見られました。

成果と課題

成果
  • あさがおの生長時期に合っていたので,必要感がある話合いになりました。また,幼児期や日常の生活での栽培経験があるので,自分の思いをもって話合いに参加しやすかったです。
  • 身体表現をしたことで,言葉で表現することが難しい場合も,あさがおの生長や必要な世話を関係付けて具体的に考えることができました。
課題
  • 「どんな世話をするのか」を知っている児童の中には,生長と結び付けて考える必要性が見出せなかったり,複雑に考えすぎたりしていました。