チームワークで跳び箱を跳び越えろ!

跳び箱

 この単元では開脚跳び,かかえ込み跳び,台上前転の3つの技に取り組みました。
男女2人ずつの4人グループをつくりチームで教え合いをしました。このチームは自分たちで「全員ができるようにするためのチームとは?」と考えて決めさせました。跳び箱が得意な児童と苦手な児童をうまく配置してチームを編成していました。
 授業では前半は1チーム一つの跳び箱で練習する時間、後半は課題別の児童で練習する時間としました。
 授業で見合うポイントは踏み切り-着手-着地【ドンッ‐パッ‐トン】の3つだけです。あとは、それぞれの児童が今までにつかんできたコツを教え合います。「もっと踏切をドンッと強くするといいよ」「助走を早くして勢いをつけるといいよ」と児童なりの言葉でアドバイスをしていました。何度も授業をしていくことで、チームワークが高まり、絶対自分が跳べるようになりたい、友達を跳べるようにしたいという気持ちが高まっていきました。
 最終的に新たな技ができるようになった児童がたくさん増えました。器械運動は「できた,できない」が学習意欲に直結することが多いのが特徴です。今回の授業で跳び箱が好きになった児童が増えるとともに,仲間と協力することで発揮される大きな力を実感した児童が多くいました。