距離を保つ! だから個々の技能は UP! さらにチーム力もUP!

実践のウリ

従来の授業では勝敗を競うゲームの中で攻守が入り交り,子供がボールに密集し体も接触するということが予想されます。距離感を保つことが必要とされ,攻守が入り交ることができない状況において,子供が的に向かってボールを蹴る経験を多く積ませることが大切だと思いました。さらに的に向かって蹴るだけでなく,相手が蹴ったボールによって変化するゲームの中で,チームが勝つために攻め方を選んだり,勝つための練習方法を意識したりしながら,チームで勝利をめざすことができるように授業を組み立てました。

従来

ねらい / めざしたい姿

チームで技能(ボール操作,ボールを持たないときの動き,守備の動き)を駆使して,攻防する楽しさを味わう姿。
攻め方を選び,考えたことを友達に伝える姿。

展開

試しのゲーム→もっと楽しいゲームになるか話し合う→規則を工夫したり,作戦を考えたりしながらゲームをする→ゲーム大会をする。

課題

人との距離を保ちながら,ゲーム領域のカリキュラム内容を指導しなければならない。

実践例
(実践の意図、具体的な手立て、実際の様子など)

人との距離を確保しながら,個々の技能を高め,チームでも攻め方や考えたことを友達に伝えることができるように意図して実践しました。
チームでの話し合いを少人数で行い,運動量を確保し技能を高めるために1チーム,3人~4人で実践しました。まずは,段ボール(大,小)とバーを用いた的あて&シュートゲームを行いました。的やゴール,距離が異なるコースを3分間で次々と挑戦していきました。ボールの蹴り方を意識しながら,くり返しボールを蹴る積極的な姿が見られました。
次に,細長い段ボールの的にボールを当て合い,相手の陣地に押し出し合うゲームを行いました。相手の蹴り方によって段ボールの位置が変化する中で,勝敗がつくことを楽しんでいました。どうすれば勝てるか全体で共有し,ボールを蹴る場所(真ん中か端)を色で明確にしました。チームごとに攻め方(蹴る場所)を選び,ゲームで作戦を実行するためにより小さい段ボールを用いた練習も取り組みました。そして,作戦&練習→ゲーム→作戦&練習→ゲームをくり返し行い,単元の最後にはゲーム大会で身に付いた力を実感していました。

成果と課題

成果

・的あてでは,当たった回数をチームで競わせたため,チーム内で励ましやアドバイスし合う姿が見られました。
・押し出しゲームでは,攻め方を全体でいくつか共有し,その中からチームで選ばせました。そうすることで,作戦をたてる(密で話し合う)時間を短縮することができました。さらにゲームや練習の時間が増えることで,運動量も増え,個々の技能の習得にもつながりました。

課題

・球拾いに時間がかかり,うまく拾ってくることができないことがありました。
・ボールを持たないときの動き,守備の動きを習得することができませんでした。