書いて役割演技

実践のウリ

 主人公の気持ちについてより深く考えるために,ペアで役割演技をしたいのですが,ソーシャルディスタンスを守るためには難しいです。
 そこで,ワークシートの吹き出しに主人公の台詞や気持ちを書き,ペアで交流することにしました。さらに,友達が書いた吹き出しに対しての返事を考えることで,物語のその後を考えられるようにしました。

めざしたいコミュニケーションの姿

自分の考えを相手に話したり,相手の考えを聞いたりする姿

本時のねらいと展開

ねらい

嘘をついたりごまかしたりしないで、素直に伸び伸びと生活する心情を育てる。

展開

①(導入)嘘をついたことについての生活経験について話し合う。

②正直に言ったときの主人公の気持ちについて考える。

➂ワークシートで主人公の気持ちを考え,ペアで交流する。

➃正直に言うことができた生活経験について話し合う。

実践例(意図・取組)

 ペアでの役割演技を通して,主人公の気持ちを考えたり,物語のその後を考えたりすることで,正直でいることの大切さや気持ちよさに気付かせたいと考えました。そこで,密にならないようにワークシートで考え,隣の人とペアになってワークシートを見合いました。話さなくても自分の役割になりきって気持ちや台詞を考えられるように,吹き出しにすることで考えやすくしました。
 1年生は初めての役割演技でしたが,書くことでじっくりと考えることができたようです。また,実際に声に出して台詞を言っていないので,恥ずかしがらずに友達と交流することができました。中には,なかなか書けない子供もいましたが,友達と交流することで,自分の考えを書くことができました。
 全体交流する際には,ワークシートを電子黒板に映し,全員が理解できるように工夫しました。すると,「ぼくと同じだ!」「こんな気持ちもあるんだね。」と多様に考えが広がりました。

成果と課題

成果

・吹き出しにすることで,一年生でも書きやすそうでした。

・全体交流の前に机間指導することで,ねらいに迫るような台詞を考えている子供を把握できました。意図的に指名することで,効率的に授業を展開することができました。

課題

・すぐには書けない子供もいたため,繰り返し行う必要があると感じました。文字の読み書きの個人差も感じられました。

・自分で台詞を考えることも大切ですが,ねらいに迫るためには全体交流の仕方や深めの発問を工夫する必要があります。