おうちと学校、どっちも咲いてね

実践のウリ

 休業中に家庭でアサガオの種の観察や種まき(可能な人)をし,学校では,これまでの経験をいかして,種まきをしました。ひとりで種まきをすることが心配な子も,友達の経験を聞くことで,確かめながら活動に取り組むことができました。
また,家庭と学校の両方で,アサガオの変化や成長の様子を観察できます。種まきの時期が少しずれているので,比較したりこれからの成長を予想したりすることができます。

従来

ねらい / めざしたい姿

植物を継続的に栽培する活動を通して,生き物への親しみをもち,大切にしようとしている。

展開

活動時期は5月からで,単元の配当時数は8時間です。

たねをまこう  せわをしよう  はなのようすをつたえよう  たねをとろう  あきにもそだてよう

課題

・季節がずれる。 ・時数の確保が難しい。

実践例
(実践の意図、具体的な手立て、実際の様子など)

 学校が再開してから種まきをすると従来の種まきの時期とずれることになります。このずれを利用して,家庭と学校の両方でまくことで,成長に差ができて,比較ができると考えました。また,家庭でも育てることで,より親しみをもち,じっくりと観察ができる時間が確保できるのではないかと考えました。
 そのため,休業中,家庭にアサガオの種と観察プリントを配布し,動画での観察のしかたを参考にして,観察や種まきを行いました。栽培が困難な家庭もあると考え,できるようであれば種まきをしてほしいと保護者にお願いし,学校が再開してから再度種まきをしました。梅雨の時期になってからは,アサガオの変化や成長に気付くことができるよう,窓から見える場所に鉢を置きました。さらに,家庭と学校で成長の様子が比較できるよう,声をかけたりつぶやきを広めたりするようにしました。
家庭で種まきをした児童は,分散登校中に成長を観察することが多かったようで,「芽が出たよ」「学校でも早くまきたいな」と意欲的でした。種まきをしていない児童は,その言葉を聞いて期待する思いが高まっているように見えました。学校での種まきでは,家庭でまいた児童が,意欲的にまき方の説明をしましたが,植木鉢の下に虫よけの石を敷いたり,発芽しやすいように種に切り込みを入れたりするなど,工夫をしているようでした。家庭で育てているアサガオと学校のアサガオでは成長に差があることから,これからの成長を期待したり,芽がでないことを不安に思わず「違って当たり前,いつか出るだろう」と安心している姿が見られたりしました。また,毎日,成長を楽しみに観察している姿も見られました。

成果と課題

成果

アサガオの成長時期にずれがあることで,家庭と学校の比較や,自分と友達との比較をすることができました。

これまでの経験や記憶だけでなく家庭で植えたアサガオが少し早く成長しているので,次にどう成長していくのか期待しながら学校のアサガオの世話をすることができました。

課題

1回目の観察を動画で指導し,家庭学習で初めての観察(種の観察)を行ったので,2回目以降の観察で統一した指導が必要でした。

学校での種まきが遅くなったので,つぼみがないまま,夏季休業になってしまった子もいました。