ロッカーミーティング~3密を避けた新たなグループ交流~

実践のウリ

 3密を避けようとすると,今までのような対面式のグループ交流ができません。しかし,まなボードを机に置くのではなく,移動式のロッカーの背面に吊るすなどの工夫をしたり,付箋紙を活用したりすることによって3密を避けたグループ交流を実現することができます。このグループ交流では,図に自分の考えを指し示しながら発表したり,付箋紙によって友達の意見を比較,分類したりすることもでき,課題解決に効果的な学習方法となっています。

めざしたいコミュニケーションの姿

多様な考えを出し合い,考えの共通点や相違点を確認し合う姿

本時のねらいと展開

ねらい

メダカに卵を産ませたり,飼育したりするためには,雌と雄の両方が必要であることに気付き,適切な飼育環境について考えることができる。

展開

①自力解決
②グループ交流
③全体交流
④まとめ・ふりかえり

実践例(意図・取組)

 一斉授業の形態よりも,少人数グループの方が子供は安心して対話を行うことができます。しかし,まなボードを使うと,必然的に顔を寄せ合うため密接した状態になってしまいます。そこで,移動式のロッカーにまなボードを吊るし,座席は「く」の字に並べ,全員がまなボードの方に体を向けた状態で意見を出すようにします。また,付箋紙を活用することによって,発言の回数を減らすことや考えを比較,分類することができます。そして,全体交流を無言のギャラリーウォークにしました。
 今回は「メダカをどうやって飼うといいかな」という学習課題でした。そこで,赤の付箋紙には「必要なもの」,青の付箋紙には「お世話の仕方」を書きました。そして,水槽のイラストを挟んだまなボードに,一人ずつ自分の付箋紙を貼っていき,発表者やまなボードに書き込む子供を一人ずつにしました。グループ交流の場は廊下も利用し,広々とした空間をつくりました。また,無言のギャラリーウォークでは,自分たちのグループになかった意見に触れることができました。
 少人数グループによる交流とまなボードや付箋紙を使った授業に,子供は意欲的に取り組んでいました。

成果と課題

成果

・4人という少人数グループを形成することによって,より対話に参加しやすく,子供は課題解決に意欲的に取り組むことができました。
・まなボードを正面に置くことで,対面式ではなく,また密接しない状態で対話をすることができました。
・グループ対話,付箋紙,無言ギャラリーウォークなどを用いることによって多様な考えにふれることができました。

課題

・準備も含めて慣れが必要です。