新潟県燕市立燕西小学校
杉山一郎

この実践では、ひし形の公式を学習した後で、対角線の直交を崩さないようにして、対角線を上下左右に動かし、「公式はどこまで適用できるのか?」を学習します。典型的な形で公式を押さえて、後はひたすら使うだけでは理解は深まりません。横の対角線を下まで落とすと、三角形になります。「対角線×対角線÷2」の公式と「底辺×高さ÷2」の公式が同じになり、図形についての理解が深まります。
画面にあるボタンを押すことで、対角線が上下左右に動きます。アナログな教材では、金具やパーツが引っかかって、対角線が下まで落ち切らないこともありますが、ICTではスムーズに動かすことができることも強みです。
実践のICT環境は、演示用の電子黒板1台です。