問題を見いだす時間を大切に!!

太陽とかげを調べよう

実践のウリ

どうしても実験結果をもとに考察する場面では実験したグループで話し合いをするので密になることが多くなります。そこで,コミュニケーション能力を育てる場面として,問題を見いだす場面での話し合いの時間はどうかと考えました。導入では,晴れの日ではなく太陽が雲に隠れる日の影遊びとNHK for Schoolの視聴を行い,問題を見いだす場面へとつなげました。

めざしたいコミュニケーションの姿

「共通点や相違点を理解して聞く姿」「多様な考えを出し合う姿」

本時のねらいと展開

ねらい

影遊びを行う中で気づいたことや疑問に思ったことから,差異点や共通点を基に,太陽と影について問題を見いだし,表現することができる。

展開

影つなぎをしたり、NHK for School をみたりして、影について気づいたことや疑問に思ったことを発表し合い、太陽と影について調べる問題を見いだす。

実践例(意図・取組)

どうしても実験結果をもとに考察する場面では実験したグループで話し合いをするので密になることが多くなります。そこで,コミュニケーション能力を育てる場面として,問題を見いだす場面での話し合いの時間はどうかと考えました。ここでつけたいコミュニケーション能力は「共通点や相違点を理解して聞く力」「多様な考えを出し合う力」です。
 導入の影つなぎや影ふみでは,太陽が雲に隠れることがあり,影が薄くなったり,消えたりすることがよくありました。影ができる向きや長さだけではなく,影の薄さに着目している子どももいました。また,NHK for Schoolで太陽がしっかりと出ているときの影のできる様子を観ました。そこで,〈かげについて調べる問題を決めよう〉という課題で,子どもに考えさせました。すると,「友達と似ていて」「友達と違って」という言葉を付け加えて問題をどんどん出し合う姿が見られました。導入で影が薄くなったり,消えたりすることを経験した子供からは,「人と木では影の濃さが違う気がする。ものによって影の濃さに違いがあるかを調べたい。」という発言がありました。また,「街灯の光によってできる影はもっと長かった気がする。影の長さがどう変わるのかを調べたい。」という発言もありました。子供は自然に親しみ,これまでの生活経験を生かしながら,いろいろな考えを出し合うことができました。

成果と課題

成果

問題を見いだす場面でコミュニケーション能力をつけるという目標は達成することができました。

課題

導入が,太陽がずっと照っていない状態だからこそ,多様な考えを引き出せたのではないかと考えています。そう考えたときに,問題を見いだすための導入はこれからも意図的に行っていく必要があると思われます。