やり取りを通して深める My best memory

CROWN Jr.6 JUMP Presentation2 My best memory is... 最高の思い出は…

めざしたいコミュニケーションの姿

教師の質問に対して英語で答える姿
友達に自分の意見(ベストメモリー)を伝える姿

小学校生活の思い出(ベストメモリー)を紹介する学習です。2学期の学習で、動詞の過去形や様子を表す言葉などを学んできました。それらを総合して自分のベストメモリーを紹介します。ベストメモリーを詳しく紹介するために、教師(ALT)とやり取りをします。Where did you go?やWhat did you do? などの質問に答えることで、自分のベストメモリーを詳しく言えるようになります。

本時のねらいと展開

ねらい

自分のベストメモリーについて、教師とのやり取りを通して詳しく紹介することができる

展開
  1. あいさつ、Small Talk
  2. 教師のモデルを見てベストメモリーについて内容を再考する
  3. 教師とやり取りをする
  4. ベストメモリーを友達に紹介する
  5. ふりかえり

実践例(意図・取組)

 2学期のはじめに、「2学期の学習のゴール」として、ベストメモリーを紹介することを子供に提示しました。2学期の各単元の学習を通して、ベストメモリーが紹介できるようになる、という仕組みです。最終単元である本時では、ベストメモリーについてより詳しく言えるようになることがねらいです。まず、教師同士のやり取り(モデル)を見て、「何を言っているのか(内容)」「どんな英語を使っているか(表現)」の2点に着目させながら聞かせました。前者が子供のベストメモリーの内容のモデル、後者が英語で伝える際の表現のモデルとなります。その後、何人かの子供を指名し、教師(ALT)からの質問に答えさせました。その様子を他の子供が見ることで、ベストメモリーの内容や表現について学ぶことができます。次に、教師(ALT)が子供全体に向けて質問をしました。子供は、質問を聞いて、答えられることを一人でぶつぶつと話します。実際に口に出して話すことで、伝えたい内容や、使える表現、わからない表現がより明確になります。
 子供は、ALTからの質問に戸惑いながらも、必死で使える表現を駆使して答えようとしていました。質問に答えようとする中で、既習表現であるI went to ~.やI enjoyed ~. It was ~.などを思い出し、それらを用いて表現することができていました。

成果と課題

成果
  • どの子供も自分のベストメモリーについて詳しく話せるようになりました。
  • 全単元を通して「聞くこと」を重点的に指導し、たくさんの表現に触れさせたことで、子供が表現を選択・活用して話すことができるようになりました。
課題
  • 子供同士がやり取りできるように、段階的に指導していく必要があります。
  • 子供が「伝えたいけれども知らない言葉」を指導するのに時間がかかりました。