工夫がてんこ盛り!新しい授業の挑戦!

これからの工業生産とわたしたち

A領域(コミュニケーション)とC領域(GIGAスクール構想)の具現化を図るために様々な工夫を凝らした授業です。
①「あなたのいちばんは?」・・『課題の工夫』で意見が絡む交流
②「あなたは何色の考え?」・・『4色カラーカード』でフリー交流
③「私たちで進めます!」・・『子供の司会進行』で活発な意見交流
④「このグラフを見て!」・・『情報端末』で効果的な説明
⑤「そういう考えもあるね!」・・『考えの変化の可視化』で交流の価値を実感
⑥「どうだったかな?」・・『ふりかえりの入力』で授業の満足度,参加度を簡単集計

めざしたいコミュニケーションの姿

多数のメンバー間との交流から,自分の中の最適解を見出す姿

本時のねらいと展開

ねらい

交流を通して日本の工業生産における問題を自分なりに考え,深めることができる。(思考力,判断力,表現力等)

展開

(1)課題や活動の確認
(2)フリー交流
(3)全体での話合い
(4)まとめ・ふりかえり

実践例(意図・取組)

 工業生産における問題点について考え,深める授業です。
①まずは,課題を「自分が考える工業生産におけるいちばんの問題点は」としました。「いちばん」を付けることで,そのための理由や根拠が必要になり,自分の考えにこだわりが生まれます。こだわりをもつことによって,一方通行の意見発表ではなく,意見が絡み合う議論のような交流ができました。
②個々の意見を大きく4つに分類することができました。そこで,子供がより安心して自分の意見を伝えられるように自由に歩き回って交流ができる場をつくりました。その時に,4色に分けられたカードを胸にさすことで,一目で自分と同じ意見や違う意見の人が分かるようにしました(青色は〇〇の考え,黄色は□□の考えというふうに)。
③全体の話合いでは,司会進行を子供に任せ,できるだけ教師の出場を減らしました。いつもたくさんの子供が「先生役をやってみたい!」と意欲的に取り組んでくれます。子供が司会進行を務めることで,より意見の出しやすい雰囲気をつくることができました。教師は「Googleノート」を板書のように利用して,授業後はその板書データを「Googleクラスルーム」で共有できるようにしました。
④全体の話合いの場では,自分の考えの根拠となるグラフをiPadのミラーリング機能を利用してスクリーンに映しながら説明する子供もいました。
⑤授業中は,ワークシートやSKYMENUの「ポジショニング機能」を活用することで,個々の考えの変化を可視化しました。ポジショニングは交差する2軸で分けられた4つの考えから,自分の考えをマークで表示するものです。授業の冒頭,フリー交流後,全体での話合い後に操作します。この時,交流を通して自分の考えが変化せずに「確信した」というとらえも認めます。こうして「変化」や「確信」を認識することで,交流の価値に気付き,今後の交流に有用感と必要感をもてるようにします。
⑥ふりかえりでは「Googleフォーム」を活用することで,授業の満足度や参加度を簡単に把握することができました。

成果と課題

成果

・子供は4色カラーカードを利用するなどして積極的に交流することができました。
・教師も子供も効果的に情報端末を活用することができました。

課題

・話の内容をより深められるように,工業生産における問題をさらに焦点化させておく必要がありました。
・交流時に互いの意見を引き出すための手立て(「〇〇さんは,どうしてそう考えたのですか」というような言葉かけ)を講じる必要がありました。