端末を活用した意図ある自由交流

思いやりの心

ねらい

思いを思いやりに変えるにはどうしたらよいか考えることを通して、誰に対しても思いやりの心をもち、相手の立場になって行動しようとする意欲を高める

展開

問題意識をもつ
~に「~してあげること」「~してくれること」という言葉を押さえ問題意識につなげました。
高学年の指導の要点にある地域社会における公共の場所、より多様な人々と接するという点に着目していくために、友達や下級生など身近な人からより視野を広げられるように具体的な問い返しをしていきました。
教材文を読んで話し合う
教材文の中の「こころ」「こころづかい」「思い」「思いやり」という言葉に着目させて、何が違うのか考えさせました。
目に見えないものと見えるものや行動にうつさないこととうつすことと違いがよくわかっていました。
具体的な場面で考える(端末活用)
電車の中で自分のおばちゃんと知らないおばあちゃんに席を譲る場面を設定しました。そして、電車に座っている友達役(児童一人と教師)を演じたことで、疑似体験しながら、友達を自分と重ねて考えることができ、自分事として捉えられるようにしました。
◎自分だったらどんな対応をする?それはなぜ?(端末活用)
理由を書くカードを各自の端末に配付しました。子どもたちは端末上で自分だったらどうするか考え、その理由も明確に書いていました。
授業を振り返る。(一斉で動画視聴)
もう一度教材文の一部の動画を見て、自分と向き合い、本時で学んだ事を整理できるようにしました。
何をしたら相手のためになるのか、相手の立場にたって考えて行動すること等ふり返りをしました。

事前準備

・ムーブノートでカード作成
・動画配信のための準備

活用ツール

・ミライシード(ムーブノート)

授業を終えて

端末がなかった場合、誰に話を聞きに行けばいいのかあまり目的意識がはっきりしていなかったが、本実践では、目的意識がはっきりしており、自分とは違った角度から話を聞くことができていました。それによって、道徳的価値を多面的・多角的に考えることができ、自己の生き方について考えを深める学習となりました。また、はやく考えがまとまった子は他の子の考えを見ながら待つこともでき、時間を有効活用できていました。ふり返るときも、みんなの意見が自由に見られるので、自分の変化を知るのに役立てることができ、道徳的価値の理解を自分自身と関わりの中でより深めることができました。