端末活用の下支え

登校してから始業まで

ねらい

・ローマ字入力に慣れる。
・朝の提出物チェックを可視化し時間を短縮する。
※本事例は単一の授業時間のことではなく、課外での取り組みとなります。

展開

ローマ字入力の練習
2年生ですが、先取りしてローマ字の学習を少しずつ始めています。ローマ字の学習と言っても、鉛筆でアルファベットを書くのではなく、ローマ字入力の仕方について、日常の学校生活の中での繰り返し練習の機会として実践しています。
毎朝、教室に入る前に、ひらがなで書いてある言葉「今日のミッション」を、拡大したキーボードの写真上で入力します。実際は触れるだけです。「ミッション」には児童の負担も考えて、初めは1文字から、慣れてきたら3、4文字の単語を指定しています。ローマ字でどう表すかまだ覚えていない児童のために、50音とそれに対応するローマ字を書いた表も合わせて掲示しておきます。
2年生には目新しいようで、私がうっかりミッションを更新し忘れていると、子どもたちの方から、「先生、今日のミッションは?」と聞いてくれます。
トイレ等で休み時間に教室を出た場合も、教室に戻ってくる時には、再び入力することになっています。
朝の提出物チェックの時間短縮
教室に入ってきた後、宿題や体温を記入した「健康チェックカード」を決められたかごに提出することになっています。児童たちは、かごに提出する前に、音読カードと健康チェックカードの裏に貼ってあるバーコードをスキャンします。すると、ディスプレイ上の自分の名前のところに☑が入り、提出したことが一目でわかるようになります。
担任も子どもたちも提出状況が一目でわかり、☑が入っていない児童に声をかけることができるので、朝の忙しい時間の有効活用になっています。

事前準備

1・・・キーボードの拡大写真、「今日のミッション」
2・・・音読カードや健康チェックカードにバーコードを貼ること、バーコードリーダー

活用ツール

2・・・エクセル、ワード(バーコード作成時)

※2のエクセルファイルは、Twitterのしろくま(@Shiro_kuma_333)さんから提供していただいたものを活用しています。