多様な考えにふれる説明文教材での端末活用

『鳥獣戯画』を読む、日本文化を発信しよう

ねらい

目的に応じて、考えを効果的に伝えるための表現や構成の工夫について捉えることができる。

展開

課題をつかむ(端末活用)
筆者の主張がどの部分なのかを事前に作成したデジタルのカードをもとに確認しました。そして、主張を的確に伝えるために、どのような工夫を講じているのかを考えることを本時の課題に設定しました。
学習課題<「鳥獣戯画を読む」の工夫は何か>
個人で考える(端末活用)
これらの工夫を論の進め方、表現の工夫、絵の表し方、その他、?とラベリングをして、カードに書き込みをしたり、仕分けたりすることを行いました。仕分ける作業は授業支援システムを活用し、それぞれのグループの部屋を作成し、グループ内で、考えを見られるようにしました。
グループ交流(端末活用)
それぞれのグループの部屋で、ラベリングされたタブの中に、自分の考えを入れていきました。そして、タブごとに自分の考えを交流していき、グループで1つのホワイトボードを作成しました。
全体交流
端末の活用や、集約で最適なものがあればよかったのですが、今回はホワイトボードにまとめました。グループ交流で特に印象的だったものや納得できたもの、強く伝えたいものなどを全体の場面で共有しました。発表したホワイトボードは板書に位置付けていきました。
考えを深める
本時で考えたことで、自分の成果物に生かしていきたい工夫について考えました。「高畑さんが『漫画、アニメ』を例に出したように、身近なものを例として書いていくこと。」「語りかけるように書いたり、体言止めを用いて、印象に残るように書いていくこと。」など、自分自身に置き換えて考えることができました。
まとめる
最後に学習をまとめました。

事前準備

・デジタルカードの枠組み、タブやグループの作成

活用ツール

・授業支援システム(ミライシード)

授業を終えて

何度も書き直したり、線を引き直したりすることは、デジタルの良さとして生かされました。また、事前にタブやグループを作成しておくだけで、子どもの思考が整理されているように感じました。