課題を掴む
前時の学習を振り返り、ビオトープには様々な生物が暮らしていることやよりよくできそうなところがいくつもあることに気づく。
学習課題〈ビオトープをよりよくするにはどうすればよいか〉
個人で考える(端末活用)
前時で出し合った自分や友達が見つけた動植物(黄色)やよりよくできそうなところ(青色)を付箋に書いたものをもとにどうすればよりよくできるのか、現在いる動植物のためにどんなことができそうか考え付箋(赤色)に記入した。
グループ交流(端末活用)
前時までに決めた活動班(清掃担当・環境調査担当など)ごとに自分の考えた改善方法を発表し合い、班としてどんなことをしていくとよいかまとめる。その際に参考になりそうなものや事例の画像をChromeで検索し画像を交えてまとめている班もあった。
全体交流(端末活用)
活動班ごとにビオトープをよりよくするためにどんなことを班ができそうかを、各班シートを大型テレビに映し出し発表を行った。
学習をまとめる
各班の発表であがった、ビオトープ内の清掃や泥上げ、環境調査、生き物の巣づくりなど自分たちにできそうなことをまとめた。
学習をふり返る
児童たちは、現在のビオトープの様子から自分たちが先輩たちから引き継いだビオトープをよりよくするためにどんなことができるのかを考えたことでビオトープの環境整備に対する意欲を高めていた。
次時への展望
次時には活動班ごとに具体的にどんなめあてで活動するのか、活動内容はどうするのかを決めていくことを確認した。
Jamboard、使いやすいですね。いま、石川県内でも多くの学校で気軽に使用するケースが増えてきています。
1自分の気付きをさっと書き出し、どんどん貼り付け、整理する。これまで以上に多くの児童生徒が、自分の考えを気軽に書き出し、表出してくれるようになっている姿が見られます。多少間違ったりつながり薄いことなども、ひとまず書き出せるような敷居の低さが、多様な考えや気付きを引き出すのに役立っているようです。
今回の取り組みとつなげてもう一つ効果的なのが、「自分たちが出した考えを整理して、自分たちの取り組むことを決める」という流れがしっかりとできていることです。先生に言われたから、気付かされたから、それをやる(やらされる)ではなく…機会は提供されたけれど、気付きや考えは基本的には自分たちの内から出た言葉。それらを整理して、まとめていくのですから、納得の度合いもより高いものになります。
自分たちの行動変容に繋がるためには、内から出た言葉や考えを大切にしていくこと、自分たちで納得して決めていくことが大切ですね。