端末活用で授業準備を簡略化

変わり方を調べよう(1)

ねらい

比例の関係を使って、表にない部分の体積の求め方を考え、説明することができる。

展開

学習のめあてをつかむ
前時では、直方体の高さ□cmと体積〇㎤の変化の様子を調べることを通して、「比例」の関係について学習しました。本時では、前時で学習した直方体について、表にはない高さが30cmのときの体積を求めることができるかという問題を扱います。問題提示の段階では、ほとんどの児童が直方体の体積の公式を使って求めていましたが、「他の考え方でもできるかな。」と発問をすると、児童の中に「比例の関係が使えそう。」という発言があり、そこから学習課題をたてました。
<比例の関係を使って、表にはない体積を求めるには。>
課題をたてた後は、前時で学習した内容を簡単にふり返り、見通しをもってから個人思考に入りました。
自分で考える(端末活用)
ミライシードのオクリンクで、表のカードを各自の端末に配付しました。児童は表に倍の数や矢印を書き込みながら、高さが30cmのときの体積を求めていました。
自分の考えを伝え合う(端末活用)
ペアでそれぞれの考えを、端末を見せ合いながら交流していました。
みんなで考えを深める(端末活用)
端末に書き込んだカードを大型テレビに投影し、考えを説明していました。数人の説明から、体積は高さに比例するため、高さが1cmから30cmと30倍になると、体積も15㎤の30倍になることを確認しました。それを式で表すと、15×30という式に表せることや、基準は1cmだけでなく、3cmや10cmも基準として立式できることも確認しました。
「わかった」「できた」をまとめる
学習課題に立ち返り、比例の関係を使うと、表にない部分の体積を求めることができるという結論に至っていました。まとめた後は教科書の適応問題に取り組んでいました。

事前準備

・表カードの作成

活用ツール

・ミライシード(オクリンク)

授業を終えて

今回は端末を用いて表のカードを配付したため、表を印刷し、切って、配付するという手間を省くことができました。また、今回は個人思考が終わった児童や自分の考えをもてない児童には「提出BOX」を自由に見る時間も設定しました。端末を活用することにより、個に応じた支援を充実させることができたと考えます。