考えの分類を促す端末活用

角の大きさの表し方を調べよう

ねらい

180°より大きい角度の測定の仕方を既習の分度器を用いた角度の大きさを基に考え、説明することができる。

展開

課題をつかむ
90°の角の大きさを赤色、180°の角の大きさを青色、360°の角の大きさを黄色と色覚的に表し、180°+○°、360°⁻△°など柔軟に表現することができるようにします。
学習課題<どうすれば180°より大きい角度を求めることができるかな>
個人で考える
180°より大きい角度が記されたワークシートを用意し、補助線を自分で書き込めるようにしました。
2直角から分度器で角度を足す方法、3直角から角度を引く方法など考えることができていました。
考えを聴き合う(端末活用)
考えを表したワークシートを端末で撮影し、オクリンクを使用して児童の考えを集約しました。
提示した児童の考えを分類し、求め方の違いを明らかにしました。
その後、黒板にて求め方を説明しました。
まとめる
説明した児童の共通点を見つけさせ、本時の学習の課題を確認しました。
まとめ 180°より大きい角度は、きじゅんの角180°とあと何度か足し算をするか、きじゅんの角360°から何度か引き算をすれば求められる。
適応問題を解く
ノートにまとめを書いた後、教科書の適用問題に取り組みました。

事前準備

・基準となる角の大きさカード

活用ツール

・Google Chrome(ミライシードオクリンク)

授業を終えて

成果 本時では、基準の角を基にした考え「180°+30°」「360°-150°」「270°-60°」を児童が持つことができていました。色を意識して考えを書き込んでいる児童も多くいました。考えの聴き合いでは、オクリンクを活用し、児童の考えを集約することはできました。集約した考えを大型テレビで提示したり、児童のタブレット端末に転送したりしました。
課題 画面上では考えの比較や共通点を見つけるのは難しく、教師主導で児童の考えを伝えることになってしまいました。