金沢大学附属小学校
山岸 哲学

タブレット端末による実践です。流水実験を行いましたが,タブレット端末で実験の様子を撮影することで,その様子を繰り返し観察することができるようになります。また,土地の傾きや水量の違いによる浸食や堆積の比較もしやすくなります。
本時のねらいと展開

流れる水と地面の様子の変化を調べ,流れる水のはたらきについてまとめることができる。
①課題の確認をする
②自分の考えをもつ(予想)
③実験をする
④考察・まとめをする
⑤振り返りをする
実践例(意図・取組)

流水実験の役割の中で「撮影係」を決め,流れる水によって起こる浸食や堆積の様子を撮影しました。本単元に関わらずですが,実験の様子をタブレット端末で撮影しておくと,実験後も繰り返し観察することができます。さらに,グループで実験の結果をより共有しやすくなり,考察をする上でも有効でした。そして,土地の傾きや水量の違いによる浸食や堆積の比較も効果的に行うことができました。
また,後日防災の視点を入れた流水実験を行いました。実験前に前回の動画を見て,「前回の実験では,このカーブの浸食が大きかったから,今回の実験ではここに小石を敷きつめてみよう」という声が聞かれ,前回の実験の記録が残っていたおかげで,前時と本時の学習が効果的につながりました。
タブレット端末で実験の様子を撮影することで,その様子を繰り返し観察することができました。また,土地の傾きや水量の違いによる浸食や堆積の比較もしやすくなりました。
成果と課題

タブレット端末で実験の様子を撮影することで,その様子を繰り返し観察することができました。また,土地の傾きや水量の違いによる浸食や堆積の比較もしやすくなりました。
水や砂を扱う実験になりますので,タブレット端末の扱いには充分に気をつける必要があります。