あの子は、どんな子かな? 質問No!でも、共通点・相違点から考えてみよう

こんなところが同じだね

実践のウリ

 友達に質問しながら、自分と友達との共通点を見つけていくのが、本教材の従来のねらいです。しかし、現在、話し合い活動は、なかなかできません。そこで、質問し合うということはできませんが、今回の指導要領の改訂で新たに加わった「情報の扱い方に関する事項」の中の「情報の整理」に着目して実践を行いました。本実践では、思考ツール「ベン図」を用いて、情報を整理しています。

従来

ねらい / めざしたい姿

・分からないことに対して質問することができる。

・共通点や相違点を理解して聞くことができる。

展開

1.友達とペアになり、お互いに質問しながら共通点を探す。

2.ペア同士で4人組になり共通点を探すが、探せないときは、別の質問をして共通点を探す。

3. みんなに教えたい共通点を発表し合う。

 

課題

 友達に質問したり、友達からの質問に答えたりすることができない。

実践例
(実践の意図、具体的な手立て、実際の様子など)

【実践の意図と具体的な手立て】
 お互いに質問し合うことはできないため、共通点や相違点に着目しながら情報を整理するという点に焦点を当てた授業構成にしました。今回は、情報を整理する思考ツールとして、「ベン図」を用いています。共通点や相違点を整理する思考ツール「ベン図」を知ることで、今後、他教科でも活用できるようにしたいと考えました。

【実際の様子】
 まず、事前に教師が用意した質問紙に一人一人が回答しました。質問の内容は、誰でも答えられそうなものにしてあるので、子どもは、すぐに書くことができました。次に、子どもが書いた質問紙を教師が集め、それを教師が無作為に子どもに配布しました。配布された友達の質問シートを見ながら、子どもは、自分と友達との共通点や相違点について、ベン図を用いて分けました。「おー、これが一緒。」「あれ、あまり共通点がないな。」等の声が、子どもからあがっていました。友達との共通点や相違点を分け終えたら、友達がどんな子なのかを考え、最後に発表しました(全体交流)。「朝食にヨーグルトを食べていたので、〇〇さんは、体を強くしたいのかなと思いました。」や「私と□□さんの共通点は、鬼ごっこです。もしかしたら、足が速いのかもしれないと思いました。」などと、発表していました。自分のことが発表されると、恥ずかしそうにしていたり、笑顔を見せたりと、いい表情を見せる子どもが多かったです。

成果と課題

成果

・思考ツール「ベン図」を用いて、共通点や相違点を整理することができました。

・学級開きの時期であったため、新しい仲間のことを少し知ることができました。

課題

・話す・聞く能力については、身に付けることができなかったです。

・質問シートの質問項目をもう少し増やすと、友達との共通点がより見つけやすくなります。

・回答が広がりすぎない質問項目を考えておくと、友達との共通点がより見つけやすくなります。