ハンドサインで○か×!ソーシャルディスタンスで伝え合おう!

実践のウリ

 走り幅跳びの局面を,助走・踏み切り・着地の3つの局面に分けて考え,その局面ができているか,できていないかをハンドサインで伝えながら学習を進めました。みんなで集まったり,用具を使ったりして教え合う…というような場面は設定しなくても,仲間と伝え合うよさを感じていた実践です。

従来

ねらい / めざしたい姿

グループで協力してそれぞれの課題を解決していく

展開

1.初めの記録を測る
2.走り幅跳びのポイントを確認する 
3.自分の課題を選び,解決に向けて活動を工夫する
4.グループで記録の伸びを競い合う

課題

・密集・密接を避けなければいけない ・運動量を調整しなければいけない(運動不足や熱中症の観点から)ため,十分な運動時間を確保できない

実践例
(実践の意図、具体的な手立て、実際の様子など)

 グループを構成すると,密集・密接になる可能性が高くなるので,並んでいる列の前後の友達に課題ができているか,できていないか見てもらいハンドサインで○か×かで伝え合うようにさせました。列に並ぶときは,一定の距離を保てるようにコーンやマーカーを置くことで並ぶ場所の目印にしました。そうすることで,友達と一定の距離を保ちながら,会話がなくてもコミュニケーションが取れるようにしました。
 単元の構成としては,はじめに安全に運動を行うことができるように「一歩の助走から片足踏み切り,両足着地」の走り幅跳びを行いました。次に課題を「踏み切り」「両足着地」「助走」の三つの局面に分けて考えさせました。それぞれ見合うのは「片足で踏み切れているか」「両足で着地できているか」「踏切ラインで踏み切っているか」の三つに絞り,できていたら〇,できていなかったら×をハンドサインで伝え合わせました。運動する中でつかんだこつや気付かせたいポイントは,発表をさせたり子供の前でよい動きの子を紹介したりしながら学習を進めていきました。1時間の流れは練習の時間と記録に挑戦(1m,2m,3mの所にゴムを張って目印にする)の時間に分け,その間には給水タイムを設けました。
 子供のふりかえりには,「幅跳びは競うだけではなく,協力することも大切だと知った。」という記述や「何回も練習したり友達からアドバイス(〇か×か)をもらったりして,四年生のときよりいい記録が出せました。」という記述が見られ,学び合う良さを実感している様子が見られました。

成果と課題

成果

・子供のふりかえりの中には「アドバイスし合ったから上手になれた。」などの記述が見られ,会話や細かなアドバイスがなくてもお互いに高め合うことができたという実感をもたせることができました。
・グループ活動だと,発言する子供が限られる場合もありますが,ハンドサインにすることで全員が何度も友達とコミュニケーションをとることができました。

課題

・多くの子供ができていない課題でも,密集を避けるためには集めて一斉指導をすることができませんでした。一斉指導が行えないと教師が個別に指導をする場面が増えてしまい,全体に目を配る時間が少なくなってしまうということもありました。
・暑い中でも外での授業が推奨されているので,運動する時間,話し合う時間,休憩時間を何分ずつ確保するのか1時間の活動の流れはよく考えなければならないと感じました。