雪のイメージにぴったりの音は?

雪の音楽をつくろう

実践のウリ

 本題材では,歌唱と音楽づくりによる題材構成を考えました。「雪のおどり」は「こんこん」や「ずんずん」などの分かりやすい言葉で雪が降る様子を表しており,曲のイメージをもちやすい楽曲です。また,「雪のおどり」がもっと雪のイメージが伝わる曲にするためにはどうすればいいかな,という課題を提示することで,イメージにぴったりの音をつくる学習にも,自然につなげていくことができました。

めざしたいコミュニケーションの姿

雪のイメージや雪を表す音について,それぞれのグループで多様な考えを出し合う姿

本時のねらいと展開

ねらい

雪を表す音をグループで試行錯誤しながらつくることができる

展開

1.グループで自分たちの雪のイメージを確認する
2.課題を確認する<どのように鳴らすとイメージぴったりの音になるかな>
3.鈴とトライアングルで雪の音づくりをする
4.全体交流でつくった音を聴き合う
5.全体で確認した工夫を生かし,グループで再度音づくりをする
6.ふりかえり

実践例(意図・取組)

 音楽づくりは,雪のイメージをもつことから始めました。まず個人で雪のイメージについて考えた後,グループ交流をすることで雪のイメージをさらに広げられるようにしました。また,雪の画像を提示することで,イメージをもつことが難しい子供の手助けとなるようにしました。
 雪の音は,鈴とトライアングルをつかって考えました。楽器を限定することで楽器の種類にとらわれることなく,子供の思考を音色に焦点化することができました。また,鈴とトライアングルそれぞれに音の高さや響きの違うものを用意することで,2種類の楽器だけでも音づくりの幅が広がり,様々な雪の音をつくることができました。子供はイメージによって2種類の楽器を使い分けたり,音を重ねたりし,様々な鳴らし方を試しながら音をつくることができました。
 グループで音づくりを進めた後には全体交流の時間をもちました。全体で様々な音を聴くことによって各グループの工夫に気付くことができ,その後のグループ活動でも他のグループの工夫を生かす様子が見られました。

成果と課題

成果

・グループで交流しながら音づくりをしたことで多くの気付きがあり,音をただ鳴らすだけではなく,音楽の仕組み(強弱,音の重なりなど)を活用しながら音づくりをすることができました。
・グループ→全体交流→グループの順に活動を進めることで,様々な工夫に気付くことができ音づくりの幅が広がりました。

課題

・ワークシートが分かりにくく,音を図に表すことが難しそうでした。イメージを分かりやすく表すことができるようにワークシートを工夫する必要がありました。
・密集を避けながらのコミュニケーションが難しく,場の設定を工夫する必要があります。